ネイティブカルチャー情報
ハワイで働きながらハワイライフを楽しもう
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全てを把握するのは大変なことですが、少しずつ学んでいきましょう。
ハワイの言語
ハワイはアメリカ合衆国の50番目の州であることから、使用言語は英語になります。
しかし、ハワイにはハワイ語と呼ばれる言語があり、「アロハ」などがハワイ語になります。
5つの母音と8つの子音のみで構成されるハワイ語は、世界でもっとも短いアルファベットを持つ言語と言われています。
一つ一つは短い言葉でも、多くの意味を持ち、それを理解し使うには少し難しい部分もあります。
現在、ハワイ語はほぼ使われておりませんが、ニイハウ島のみ外部からの訪問を制限していることもあり、日常会話に使用されています。
また、お年寄りの中にはハワイ語を話せる人もいますが、やはり日常会話は英語になります。
ハワイ語はいずれ消滅してしまう言語の一つとして扱われています。
また、ハワイにはピジョン・イングリッシュという変わったものもあります。
これはハワイでのみ使用される英語のことを言い、英語圏の人でも理解できないものもあります。
例えば英語+ハワイ語であったり、英語+日本語という組み合わせもあります。
ちゃんと聞いても聞き取れない、ましてや意味が分からないなんてこともしばしば。
しかし、ハワイのローカル達はそれを普通に使っているので、機会があったら学んでみるのも良いでしょう。
レイ
ハワイを訪れた際に花の首飾りを掛けられた事はありませんか?その首飾りのことをレイといいます。
しかし、一般的には花の首飾りという風に知られておりますが、実は、レイには色々な形があり、更には種類も用途も様々なのです。
観光用に渡されるレイには「歓迎」の意味が込められています。
他に、結婚式や誕生日のお祝いやお葬式などのお悔みにもレイが用いられます。
日本で花束を贈るのと同じで、ハワイでは様々な行事にレイを送ります。
地元では、レイを貰った人の前で外すのはいけない事だとされていますので、もし受け取った場合には気を付けましょう。
レイは素材の種類や作り方により、その意味が異なります。
また、島ごとにもレイがあり、シンボルフラワーを使用しています。
毎年5月1日開催される「レイ・デイ」では、色々な種類のレイを作り、お祝いします。
学校などでもレイ作りが行われ、素晴らしいレイを作った学校には賞が贈られます。
アロハシャツとムームー
日本やその他の国ではリゾートウェアやカジュアルウェアとして使用されていますが、ハワイではアロハシャツは、正装として扱われています。主に、男性の正装であり、オフィスやレストランでの着用や、冠婚葬祭にも用いられています。
もちろん、ハワイでも普段着として着用される方もいらっしゃいます。
正装として着用する場合には、TPOにより使い分けがされています。
どのようにして使い分けるかといえば、アロハシャツの柄で使い分けています。
結婚式用、葬儀用、祝賀用など色々な用途に合わせてアロハシャツは作られています。
ムームーも同じく女性用の正装として扱われています。
「ムームー」とはハワイ語で「短く切る」という意味で、古代ハワイの女性は上半身裸で過ごしていたのですが、キャプテン・クックがハワイ島を発見した後に渡ってきた宣教師により、普及されました。当時の西洋では長いドレスが主流だったため、ハワイの気候にはそぐわず、ハワイ流にアレンジされたのが発祥とされています。
日本ではフラダンスの衣装などで知られていますが、日本の着物と同じような意味合いを持っています。
フラ
フラとはハワイ語で「踊る」を意味します。
起源は諸説ありますが、古代ハワイアンは文字を持たない民族であったため、記録が残っていないため、正確には把握されていません。
過去に、フラは宗教的儀式に使用されていたこともあり、アメリカからやってきた宣教師によりフラを禁じられた期間があります。
フラには、大きく分けて2種類のフラがあり、「フラ・カヒコ」と「フラ・アウアナ」があります。
フラ・カヒコは古代から伝わるフラのことで、禁じられた宗教的儀式として行われることもあります。
私達がよく見るフラとは違い、厳かな雰囲気の中踊ります。
フラ・アウアナは欧米の音楽を取り入れた新しい形のフラで、現在フラダンスとして踊られているのはこのフラ・アウアナになります。
フラ・アウアナは様々な音楽に合わせ新しいフラの形を創り出しました。
フラの踊りの一つ一つに意味が込められていて、文字を持たなかった古代ハワイアンはフラを使って思いや歴史を伝えていたのではないかという見方もされています。