ハワイと日本の勤労意識の違い

ハワイで働くためのインターンシップについて

ハワイと日本の勤労意識の違い

ハワイと日本の勤労意識の違い

ハワイの方の勤労意識を知った上で、
ハワイでの勤労を検討しましょう。

ハワイ社会人
ハワイで仕事をしたい!と熱い思いを持っている方。
何となく興味を持たれている方。
ハワイでゆっくりと暮らしながらハワイでの仕事を経験してみたいと、憧れを持たれている方。様々な方がいらっしゃいますが、ハワイの方と日本の方では勤労に関する意識が若干違います。
ハワイの方の勤労意識を知った上で、ハワイでの勤労を検討しましょう。

ハワイアン・タイム

ハワイアン・タイムハワイ州で暮らしていらっしゃる方は、基本的にのんびりとしています。
ハワイ独自ののんびりとした時間の概念を「ハワイアン・タイム」と言います。ハワイは何でも時間がかかり遅れることがあることを覚えておきましょう。そして、ハワイの住民はこれを全く気にしていません。ハワイ住民は独特の時間の感覚を持っているのです。
このハワイアン・タイムは、仕事でもプライベートでも普通に使われている時間の感覚です。そのためハワイの友人と約束をしても延々と待たされると言うこともよくあります。しかし、自分が遅れた時に限って友人が全員時間通りにそろっていたなどという事態になることもあります。

ハワイ州の方々の勤労意識

ハワイ州の方々の勤労意識ハワイ州では、ハワイアン・タイムが当たり前の感覚ですので、勤労意識にもこのハワイアン・タイムが現れています。
ハワイのスーパーのレジに並ばれたことのある方はご存知と思いますが、レジで店員さんがお客様とおしゃべりを始めて、中々順番が回ってこないことも日常茶飯事の光景です。これはハワイだけではなく、他のアメリカの州や別の国でも良く見られる光景になります。
もちろん、スーパーだけではありません。飲食店で、会計時にお釣りを取りに行った店員さんが他のお客様と話し込んでしまい、なかなかお釣りを持ってこないこともあります。ハワイにあるお店によっては「サーフィン日和の日はお休みします」と書かれているお店もあります。
日本の交通機関は正確だと各国から称賛されていることは有名ですが、ハワイの市バスは、時間通りに運行するバスもあれば、始発から時間に遅れて出発するバスもある上、知り合いとバスを停めて話し始めることもあります。運転手がいなくなりしばらく待たされることもあれば、郊外から戻ってくる夕方以降のバスは時々運転放棄され、途中でバスから降ろされることもあります。
驚くべきことに、ハワイではテレビ番組でさえも時間通りに始まりません。
ただし、仕事の終了時間にハワイアン・タイムは使われない様子で、定時になると仕事が片付いていなくても仕事を切り上げ、プライベートを充実させている方が多くいます。スーパーなどでは、お客様がレジに並んでいても時間がきたらレジ打ちをやめてしまいますので、他のレジに並びなおさなければなりません。
ハワイでは、仕事とプライベートの意識がしっかりとしているため、勤務時間外は何をして過ごしてもかまいません。中には、昼休みを使ってサーフィンを楽しむようなアクティブな方もいいます。収入が安く、物価は高いですが、その分自由な時間が手に入ります。また、ハワイの会社はとてもアットホームな雰囲気で、働きやすい環境になります。
ハワイの方は、1つの仕事に固執せず、2つ3つと掛け持ちして仕事をしている方もたくさんいらっしゃいます。

日本人の勤労意識

日本の社会人ハワイの勤労意識と比べ、日本人は仕事の開始時間前には会社に出社し、決められた時間よりも先に仕事を始めている方がほとんどです。そして、仕事の終了時間になっても仕事を辞めずに、キリの良いところまで仕事を行います。夜遅くまで仕事をする方も少なくありません。
日本の勤労意識は、世界的に見ても独特のものがあります。
まず、過労死という事態が海外では信じられないものになります。「そこまで仕事をしなくても」「休みはとらないとダメだ」「時間内に仕事を終わらせて、退勤時間になったら後はプライベートを充実させるべきだ」これが、海外の考え方になります。また、休暇をきちんと取らないと作業効率が落ちるとまで言われています。
国によっては、「有給休暇は必ず消化させなくてはならない」と決められている国もありますが、日本では大半の方が使い切ることなく未消化のまま消えていきます。会社によっては、有給の申請に理由を書かせ、どうして有給でないといけないのか説明を求める企業まであります。
残業が多く、求職者も多いという矛盾を日本は抱えています。そして残業が多い割には成果が上がっていません。日本人の中には、休暇をとらずに長時間働くことが美徳と考える方が多く存在します。また、自分の仕事が終わっても上司や先輩が仕事で残っていると帰りにくいと言う風習が残る会社も存在します。もちろん、中には協調性や周りは関係なく、100%の力で仕事をして、それでも終わらずにもしくはより良い仕事をしたくて、残業を率先して行っている方もたくさんいます。
一方、残業はほとんどなく、ほぼ定時で帰れる企業もたくさん存在します。そのような会社では有給もとりやすく、全てを消化する、もしくは半分以上有給を消化することが出来ます。

ハワイ州の労働事情

ハワイでの日本人の労働事情ハワイ州では、労働者の権利を法律で強く保護しています。フルタイム雇用をしている労働者に対し、雇用者は医療保険等の手厚い社会保険の加入を行うことになります。そのため、雇用者はこの負担を減らすために、労働者をパートタイムで雇用するケースが高くなります。
そのため、海外からハワイに働きに来ても、希望する仕事に出会うことが出来ず、物価が高く賃金の安いハワイで生活することが厳しくなり、ハワイ離れることになる方もたくさんいます。